RADIO 311
東日本大震災5周年特別舞台公演

都内のぼろアパートに住むニート、邦夫。金や権利とは無縁の「負け組」に、2011年3月11日、東日本大震災が襲いかかる。

僅かな手持ちでありったけの水、食料を買い貯めてアパートに戻ると、何故かびしょ濡れの7人が部屋にあるラジオを囲んで座っている。邦夫が出て行けと言っても聞かない連中。しかし邦夫は、彼らだけではなく自分自身も部屋に閉じ込められているという現実を目の当たりにすることになる―ドアが開かないのだ。

部屋からどうやって脱出するか皆で思案するが、解決策も見つからず時間が経過していく。食事も水分も摂らずに離れ離れになった妻を案じているタキシード。ひたすら結婚指輪の内側に彫られた誓いのメッセージを繰り返し読みながら妻の無事を願っている。そこへラジオから無情にも妻が遺体で見つかったとの情報。すると次の瞬間、彼のもとへ、ウエディングドレス姿の妻、永遠の再会を実感し、抱きしめ合うふたり。

その光景を誰よりも喜ぶ会社員夫妻に、ラジオから聞き慣れた、そして決して忘れることのない声が届く。愛する一人娘、宏美の声だった。娘の無事に歓喜するふたり。

そこへラジオから飛び込んでくる福島第一原発爆発の速報。原発から程近い施設に入院しているというOLの父は、娘を失って自分にも生きる理由はないと自衛隊員に訴える。

記憶を失ったと言う女性職員は一体誰の安否を頼りにラジオに引き寄せられたのか…「寒い…寒い…寒い…」突然寒さに震える女性職員の耳に、ラジオから大橋の声。皆の無事を確認して心から安堵し、運命を受け入れる女性職員。

数日が経過してもなお息子の安否がわからず苛立つ壮年夫婦は、邦夫に息子への伝言を託す。

彼らとの時間を経て、今までふたをしてきた家族への強い愛を再認識した邦夫は、震災から一カ月後に壮年夫婦の息子を訪ね伝言を果たす。その伝言は、できそこないの両親からできそこないの息子への感謝の気持ちだった。

長く貴重な心の旅を経て、邦夫はついに、かつて邦夫を捨てた父と偶然再会する。目を伏せ、顔を隠しながらも、最愛の息子との再会に心が揺さぶられる父邦明に、邦夫は震災で体験した不思議な出来事、そこで感じたことを、ぽつ、ぽつと、喋り始める。

いいこととは、どうやったらできるのか、いいこととは、誰のためにやるものなのか、父が、家庭を捨ててまで守りたかったものは何なのか…

 長く貴重な心の旅を経て、邦夫はついに、かつて邦夫を捨てた父と偶然再会する。目を伏せ、顔を隠しながらも、最愛の息子との再会に心が揺さぶられる父邦明に、邦夫は震災で体験した不思議な出来事、そこで感じたことを、ぽつ、ぽつと、喋り始める。いいこととは、どうやったらできるのか、いいこととは、誰のためにやるものなのか…… 父が、家庭を捨ててまで守りたかったものは何なのか……

CAST

北見翔(KamakajiLab)、高橋広司(文学座)、仮屋ルリ子、遠海まりこ、松村穣(タイムリーオフィス)、成松修、西山咲子(劇団PU-PU-JUICE)、吉田美佳子(GVjp)、岩永ゆい、テット・ワダ(CAJ)、大仁田泰丈、用田知佳、山本華、山田将伍(中野笑店)、梶原涼晴(KamakajiLab)、本間愛花(エージェントオフィスタクト)、奥田一平、下田正太郎、金澤健太、佐久間翔、小林幹、杉渕優志(KamakajiLab)、城戸崇宏、小池利一、武蔵加奈子、中村更紗、葉山奈穂子、岩崎紗也加(少年ギ曲団)、井上修、常盤祐樹、高田美羽、実由(YUTAKAPLANNING)、松田リヤ(YUTAKAPLANNING)、朝来野悠光、北床宗太郎(Vaiolin)、山田証(Guitar&Vocal)

脚本/演出

梶原涼晴

料金

前売り4,500円、当日5,000円(発売日:2016/02/01)

サイト

http://kamakaji.com
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

タイムテーブル

3月3日(木)14:00/19:00
3月4日(金)14:00/19:00
3月5日(土)14:00/19:00
3月6日(日)12:00/16:00

チケット予約ページ


https://ticket.corich.jp/apply/71402/

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スタッフ

舞台監督:中瀬古靖(クロスオーバー)
照明:小松崎愛子(オールライトアソシエイト)
音響:左右田利雄
美術:佐藤朋有子
スチール:青山航
デザイン:張本瑞江
エグゼクティブスーパーバイザー:長谷川彰介

Kamakaji Lab(カマカジラボ)について

【沿革】

2007年、Kamakaji Labはマンハッタンのウエストヴィレッジにある劇場「The Independent Theatre」に て、ささやかに産声をあげました。そして長きに亘る沈黙を破り、2012年12月、国内旗揚げ公演「カッコーの巣の上 で」を実施、現在に至ります。

【理念】

Kamakaji Labの基本理念、それは例えば、真っ白なキャンパスに自由に絵を描くようなこと。誰かにやらされる でもなく、誰かの真似をするでもなく、誰かの評価を気にするでもなく、お金や、名声や、後付けの大義に頼ることなく、 人間がただ存在するということの、愛しさや、切なさや、美しさや、醜さを、絵にしてみること。「エンターテイナー」で はなく、「アーティスト」、であること。

【主宰】

梶原涼晴(演出家)。1996年~2006年の10年間に亘り広告代理店で営業経験を積んだ後、単身渡米。 マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロらを輩出した演技学校の殿堂「ステラアドラースタジオ」にて2年間に亘り 演技を学ぶ。ニューヨーク滞在中オフオフブロードウェイでのプロデュース舞台公演等、アーティストとしての活動を経 た後に日本に帰国。日本では個人的な活動母体でしかなかったKamakaji Labを、2012年には舞台演劇のプロデュー ス母体として旗揚げ、現在に至る。

過去の主な演出作品は、
「HOME」(作・演出/The Independent Theater NY)
音楽劇「彩虹橋」(作・演出/上海万博・神戸朝日ホール)
「HIKOBAE」(作・演出/Alvin Ailey Theatre NY・国連オーディトリアム・天王洲銀河劇場、他)
「カッコーの巣の上で」(演出/WOODY THEATRE)
「RADIO311」(演出/WOODY THEATRE)
「THE ELEPHANT MAN」(演出/WOODY THEATRE)
「THE LAST SONG~命の行進曲~」(演出/伝承ホール・天王洲銀河劇場)