| 2007

ブロードウェイ。
派手で、華やかで、僕には手の届かない、
何かすごいもの。誰もが憧れる別世界。

でも、ちょっと何かが足りない、
と思う時がある。

いや、足りすぎていて、完璧すぎて、
すごすぎて、どうも自分ごとな感じがしない。

僕はもうちょっと身近な笑いと、
優しい涙を演じたい。
現実と語り合いながら、希望を描きたい。

観終わって、いつもの日常に
ため息をついてしまうのではなくて、
観た人の日常で生き続けるような時間を、
創造したい。

ニューヨークには、実はそんな劇団は
無数にあるだろう。

でも僕の情熱は、僕の中にしかない。

そんな想いを胸に、2007年、Kamakaji Labは
マンハッタンのウエストヴィレッジにある劇場
「The Independent Theatre」にて、
ささやかに産声をあげました。

そして長きに亘る沈黙を破り、2012年12月、
国内旗揚げ公演「カッコーの巣の上で」を実施、現在に至ります。

| 2015

Kamakaji Labの基本理念
「Ain't no entertainer but the artist.」

それは例えば、真っ白なキャンパスに自由に絵を描くようなこと。

誰かにやらされるでもなく、
誰かの真似をするでもなく、
誰かの評価を気にするでもなく、

お金や名声や、後付けの大義に頼ることなく、
人間がただ存在するということの

愛しさや、切なさや、美しさや、醜さを、
絵にしてみること。

「エンターテイナー」ではなく、
「アーティスト」、であること。