カッコーの巣の上で
Kamakaji Lab 旗揚げ公演

邦夫は都内の六畳一間に住むニートである。震災直後、わずかな手持ちでありったけの水、食料を買い貯めてアパートに戻ると、6人の男女が居座っている。石巻で工場を営む中年夫婦、南三陸町役場の職員とその妻、陸前高田市で挙式中だったというタキシードの男性、双葉町に病気の父を残してきたというOL風女性。

彼らは部屋にあるラジオ放送にかじりつく。邦夫が出て行けと言っても聞かない連中。しかし邦夫は、彼らだけではなく自分自身も部屋に閉じ込められているという現実を目の当たりにすることになる。ドアが開かないのだ。

部屋からどうやって脱出するか思案していると、福島第一原発が爆発。原発から程近い施設に入院しているというOL風女性の父は、娘を失って自分にも生きる理由はないと自衛隊の取材に答える。それを聞き唖然としているOL風の女性のもとに突然父が現れると、ヘリコプターが救出に現れ、ふたりは部屋から姿を消す。

CAST

山本浩貴、岩田知幸、遠海まりこ、梶原涼晴、河合龍之介、前川伶早、宮内里沙、塚原さやか、萬立雄一、佐々木千恵、藤原麻由、植田靖比呂、小谷けい、米山剛、荒井ハンパ、宮島光平、中嶋朗雄、AICA、谷口峰規、小林和也、西川あゆみ、山田将伍、安楽将士、篠田早紀、茅野安美、宮地尚子、押田佐代子、西野優希、駒井温子、中野伸恵、鈴木タカラ、酒巻優香、オノユリ、宮城正隼

脚本

梶原涼晴

スタッフ

【舞台監督:柳英憲
美術:佐藤朋有子
演出補佐:岩田知幸
演出助手:植田靖比呂
照明:奥田賢太
音響:三木大樹
スチール:轟あずさ
PR:宮川豐
デザイン:近藤清隆