劇団ムジカは感動体験を通じて近年失われつつある青少年の想像力を育み、演劇に携わる地域住民、演劇を楽しむ地域住民が互いに関わり合える活気に満ちた地域コミュニティの創造に取り組みます。

ORIGINE

生い立ち

劇団ムジカは、まるで運命の糸のようないくつもの伏線によって紡ぎあげられて、2021年12月、大分県臼杵市で産声をあげました。

すべては、劇団設立からさかのぼること8年、恩師である塩屋俊監督がふと「俺な、故郷に戻って青少年の育成に残りの人生を捧げたい。だからカジ、東京は任せた」と言い残して突然この世を去ってしまったことから始まりました。塩屋監督の故郷とは、そう、大分県臼杵市だったのです。

それから目指す背中を見失いながらもなんとか遺志を継いで塩屋監督がやり残したであろうことをひとつひとつ継承し3年ほどの時が経った頃、東京芸術劇場で実施したGROUP THEATRE本公演「RADIO311~残された総ての命へ~」で、臼杵出身の俳優、奥田一平君との出逢いに恵まれます。彼もまた、塩屋監督のご縁でした。

そしてこの出逢いによって、劇団ムジカは実現に向けて大きな舵を切ることになります。この公演を観てくださった方が、「臼杵でぜひ公演を」と声をかけてくださったのです。その方こそ、奥田一平君のお母様であり臼杵市議会議員の奥田ふみこさん。

この歴史的出逢いからおよそ2年ほどを経た2018年、「RADIO311」は本当に臼杵市民会館に凱旋、そしてその翌年も再演。「塩屋さん、東京は任せたって……臼杵もですか? でも、僕ひとりではさすがに…… 仲間が……」とぶつぶつと天に向かって呟きながら、既に次の企画は僕の中で胎動を始めていました。

臼杵のまちをつくった戦国武将大友宗麟の波乱万丈の人生を描いた舞台「SORIN THE INNOCENT LORD」です。そしてさらにもうひとつの伏線が一直線に臼杵を目指していたのです。それは、後に劇団ムジカ座長を担うことになる林佑太郎君との再会。彼もまた、塩屋さんの教え子であり、僕の教え子でもありました。

こうしていくつもの運命の糸は塩屋監督によって手繰り寄せられ、2021年12月、旗揚げ公演「ANJIN A NAVIGATOR OF LOVE」の実施をもって劇団ムジカは産声をあげたのです。

PHILOSOPHY

理念

ムジカ、とは、ラテン語で音楽、という意味です。

戦国時代に九州六ヶ国を治めた大名、大友宗麟が建国を夢見た国は、ムジカ国。誰もが平等に、健全に過ごすことができて、誰もが平等に、幸せになる権利がある、そんな国。

彼は実際、領内に無料の病院や孤児院を建設するだけではなく、日本で初めて西洋音楽や西洋演劇を取り入れたそうです。

隣国との間では矢弾が日々飛び交う中であったにもかかわらず、彼が音楽や演劇をはじめとした芸術を積極的に奨励したのは何故でしょう。

それは、健全な国づくり、ひいては人の幸せには、芸術が不可欠だ、ということを知っていたからなのではないでしょうか。

今、戦国時代よりも無秩序に、お金や情報という矢弾が私たちの周りを飛び交っています。そして芸術への純粋な興味や情熱は、それら無秩序な矢弾に当たっては砕けています。

でもそのままでは、いつか私たちは、芸術はおろか、幸せとは一体何だったのかを忘れてしまう。だから今、少しずつ、少しずつ、つくっていきたい。芸術がまずそこにある環境を。それがきっと、ひとをつくり、まちをつくり、あしたへと繋がっていくはず。

芸術がひとをつくる。芸術がまちをつくる。そしてあしたへ。

HISTORY

公演歴

THEATRE
劇団ムジカ

2022.5パスキュア-手遅れな人々-」@久家の大蔵(脚本・演出)
2022.4リーディング公演「いっちみち」(演出)
2021.12ANJIN - A NAVIGATOR OF LOVE –」@久家の大蔵(脚本・演出)

GROUP THEATRE

グループシアター

GROUP THEATRE は、「ART CAN CHANGE THE WORLD」という劇団設立理念のもと、時代を映す鏡として現代社会が抱える問題と真摯に向き合い、人々が明日を生きるための糧となるような感動体験を創造し続けて参ります。